ニュース 政治 作成日:2024年5月2日_記事番号:T00115094
台湾有事国防部は2日、1日(2日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ4機、中国艦艇4隻を確認し、うち軍機4機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越えたり、北部や南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したのを確認したと発表した。軍機は、基隆市から77カイリ(約142.6キロメートル)の距離まで接近した。
1日の中国軍機の飛行経路(国防部リリースより)
国防部は1日(4月30日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の海域で中国艦艇7隻を確認したと発表した。中国軍機は確認しなかった。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計1218機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計458機となった。
中国で海上警備を担う海警局は29日、中国福建省アモイ市に近い台湾の離島、金門県周辺の海域で行った巡視活動の動画を公開した。陳建仁・行政院長は30日、中国に対し、不安をあおるような嫌がらせ行為はやめるよう呼び掛けた。
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