ニュース 政治 作成日:2024年4月29日_記事番号:T00115036
台湾有事国防部は27日、27日午前9時30分以降、中国軍の戦闘機「蘇愷30(スホイ30)」や早期警戒管制機「空警500」、無人機(ドローン)など計22機が台湾周辺の空域で活動し、うち12機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、台湾の北部や中部の防空識別圏(ADIZ)に侵入し、中国の艦艇と合同でパトロール(哨戒、共同戦闘準備哨戒)を行ったと発表した。軍機は、基隆市から37カイリ(約68.5キロメートル)の距離まで接近した。専門家は、37カイリはミサイル遮断範囲で、中国軍機がこれ以上近づくことはできないが、頼清徳・次期政権が発足する5月20日まで、こうした行為が増える可能性があると指摘した。
27日の中国軍機の飛行経路(国防部リリースより)
国防部は27日(28日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の海域で中国艦艇4隻を確認したと発表した。
26日は、台湾周辺の空海域で、中国軍機を延べ1機、中国艦艇を延べ5隻確認した。軍機1機は、台湾海峡の中間線を越えた。
28日は中国艦艇を延べ4隻確認した。中国軍機は確認しなかった。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計1207機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計449機となった。
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